働き方を学ぶ
働き方を考えよう
などは、雇用契約内容やお仕事の内容、労務管理状況など働き方によって仕組みが、それぞれ違います。それぞれのメリットとデメリットから、自分に合った働き方を探していきましょう。
(1)人材派遣
「メリット」
一般派遣の場合は、登録後(雇用契約は派遣会社と結ぶことになります)、ご自身が働きたい必要な期間、働くことができます(最長3年間)。
また採用されるまでの間は、担当営業が親身になって対応いたしますので、さまざまな不安を解消したり、アドバイスなどをさせていただきます。
面接の苦手な人や自己PRが不得手な人でも、フォローさせていただきます。企業力を活かしてさまざまな企業の求人情報を保有しているため、自分自身で仕事を探して面接をされるよりも効率がよく、比較的、早い期間でご就業いただけます。
また派遣でのメリットは、担当営業が職場との仲介をいたしますので、仕事内容への要望など、本来なら直接言いにくいことも担当営業に相談することで、円滑に仕事を進めることが可能です。
「デメリット」
一般派遣の場合、雇用期間に最長3年間という定めがあるために契約満了時以降、職場を変えるか雇用形態を変更させる必要が出ます。
もちろん、一般派遣の場合、仕事が変わるたびに「面接」が必要になることがあります。
仕事内容の割り振りとしては、補助的な仕事が多くなる傾向もあり、頑張りたい人にとっては、お仕事内容が物足りないという気持ちになることもあるかもしれません。
一般派遣の場合、時給による給与なので、祝日、休日が多い月等は、月ごとに給与が変わってしまいます。
一般派遣と特定派遣、どこが違う?
長期的に見ますと安定性といえます。同じ派遣でも、一般派遣と特定派遣は、雇用形態は大きく異なります。一般派遣の場合は、1つの就業先で就業、仕事が終わったら雇用契約も終了してしまいます。その期間は、原則最長3年と定められています。
それに対し、特定派遣では、働く人材スタッフさんは、派遣会社自体のスタッフして常用雇用されているために仮に派遣先での仕事が終わってしまっても雇用契約は継続されているというメリットがあります。この意味から収入面も含め、特定派遣の方が安定性はあると言えます。
しかしながら、特定派遣は、業種が設計士、システムエンジニア、プログラマーなど専門的な特殊スキルが必要な職種が中心になることが多く実際は、その募集もあまり多いとはいえません。
派遣会社の常用雇用ということなので、自由に好きなだけ働くというわけにはいかなくなります。しかし、一般派遣の場合ですと業種・職種の募集求人の幅も広くあり募集人数も多いですから、比較的に就業しやすく自分の好きな期間に働くという選択が可能になります。
(2)請負・アウトソーシング
請負会社との雇用契約になります。そのために長期で雇用されることも可能です。
「メリット」
請負会社の社員(正社員または契約社員)となりますので、長期的に収入が安定するといえます。
お仕事の内容や業務の指示は、当然、請負元会社からになります。
そのために仕事内容も、ある程度、一定の内容をこなすことになり、変更があまりないといえます。また、その点から、経験やノウハウを蓄積することができますので、キャリアアップや実績評価につながりますし、社内での人間関係の構築もしていきやすい環境であるといえます。会社内では、主にチームで業務体制を構成されますので、リーダーを担当したり、マネジャーを担当したり、昇格などもありますし、やりがいにも繋がりやすいといえます。
「デメリット」
企業間における受注発注の契約が前提で仕事が進んでいきますので、取引状況や経済状況によっては、そのお仕事自体が、なくなる危険性もあります。
職種・業種が限定されることも多いため、希望する職種や内容の求人がいつもあるとは限らない。
派遣と請負・アウトソーシングは、どこが違う?
違いは、お仕事の指示を行うのが、派遣の場合は就業先(派遣先)の会社の上司であるのに対して、請負・アウトソーシングの場合は、自分が所属している会社(請負元)の人間になるという違いになります。派遣の場合は、派遣先の上司の指示を受け、その会社の社員も含めて一緒に仕事をしていくことになります。
一方、請負・アウトソーシングの場合は一般には請負元会社からチームで請負先会社に常駐し同じ会社の上司から仕事の指示をもらいながら業務を行うことになります。
どちらもそれぞれメリットデメリットがありますが、請負の場合は、同じ仕事を同じ会社の人間とやっていきますので、将来はリーダー的業務を行うなどキャリアを積み上げていきやすいという面もあります。
(3)紹介予定派遣
入社後のミスマッチを可能な限り少なくした“就職”が可能になります。
「メリット」
じっくり働いてみてから、仕事内容や雇用条件を体験しご自身で納得し、受入先企業様も合意を取れれば、 雇用契約(直接雇用)を結ぶことができます。
また、派遣会社のプロアドバイザーからフォローを受けながら、相談しながら入社までじっくりと歩んでいくことが可能です。これらは、実際の業務をしながら、企業組織の雰囲気を体感していくために双方において入社合意後のミスマッチやギャップなどが少ないといえます。
「デメリット」
派遣会社からのお仕事内容から選ぶことになるので、職場や企業を選ぶ自由度は狭くなるとも言えます。
また直接雇用の雇用形態が、正社員とは限らないので契約社員、アルバイト、パートなど有期雇用の場合もあります。
また企業側も紹介予定派遣者をじっくり見ることにもなりますので、勤務状態や勤務内容により採用を見送られることもあります。
(4)職業紹介
職業紹介会社がカウンセリングを通じて企業との橋渡しを行ってくれる
「メリット」
より細かなカウンセリングを受けて、自分が気づかなかった強みや特徴を把握することができる。
求人情報誌や求人サイトに出ていない非公開の募集案件に出会うことができて、企業選択の幅が広くなる。
紹介会社が間に入ってくれるので、成功に導くためのサポートや助言などを受けられます。
「デメリット」
紹介会社によっては、自分の希望に沿わない企業やお仕事を紹介されることもあります。